DEMOLITION GUIDE
解体工事 前後の手続き完全ガイド
工事をスムーズに始め、近隣トラブルや法律違反を防ぐために、着工前に以下の5つの準備を必ず行いましょう。
解体する建物の延べ床面積が80㎡を超える場合、解体資材の分別や再資源化(リサイクル)のために届出が義務付けられています。
この届出を行っていない業者や、届出を出さずに延床面積80㎡以上の建物を解体することは法律で禁止されています。
電気・ガス・固定電話などのストップを管轄の事業所へ事前に依頼します。
水道は解体工事中にホコリの飛散を防ぐための「散水」に使用するケースが非常に多いです。完全に止めてしまうと工事に支障が出るため、必ず事前に解体業者と打ち合わせを行い、停止や撤去のタイミングを相談してください。
家の中に残った家具や家電を処分します。特に以下の機器は「家電リサイクル法」の対象となり、通常のゴミとしては処分できません。
処分方法:購入したお店に引き取りを依頼するか、地域の家電リサイクル協力店に相談して適正に処分しましょう。
下水道ではなく浄化槽を使用していた場合は、解体前に浄化槽の中身の汲み取り(清掃)を専門の管理業者(清掃業者)へ依頼してください。
浄化槽のタンク本体の撤去・処分自体は、解体業者が工事の一環として行います。
敷地内に古い井戸がある場合は、事前にどう処理するか決めておきます。
処理のパターン:神仏的な意味合いから「息抜き(お祓い等)」をしてから埋めるケースや、配管ごとすべて撤去するケースがあります。井戸の深さや、解体後の土地をどう活用するかによって最適な方法が変わるため、専門業者と早めに相談しましょう。
工事が無事に終了したら、最も重要な登記手続きが待っています。
建物滅失登記とは、法務局にある登記簿上から「建物がなくなったこと」を法的に登録する手続きです。建物の解体工事が完了した日から、1ヶ月以内に建物の管轄法務局へ申請しなければなりません。
「もう建物はないから大丈夫」と放置してしまうと、以下のような重大なトラブルに発展します。
| 建て替えができない | 古い建物の登記が残っていると、新しい建物の建築許可が下りません。 |
|---|---|
| 存在しない建物に固定資産税がかかる | 税務署や自治体は登記をベースにするため、建物がないのに固定資産税の請求が届き続ける原因になります。 |
| 融資(住宅ローン等)が受けられない | 土地を担保に銀行から融資を受ける際、存在しない建物の登記があると審査に通りません。 |
| 10万円以下の過料(罰金) | 建物滅失登記は法律上の「申請義務」です。怠った場合は10万円以下の過料に処される可能性があります。 |
手続きの詳細や書き方は、管轄区域の法務局に問い合わせると丁寧に教えてもらえます。自分で申請することも可能ですが、忙しい場合は土地家屋調査士や司法書士に委任(代行依頼)することもできます。
以下の書類のほかに「委任状」と「依頼者の印鑑証明書」が必要です。
当社で解体工事をご依頼いただいた場合、滅失登記に必要な「取り毀し証明書」などの書類は工事完了後にお渡しします。手続きについてのご不明点も、お気軽に お問い合わせ ください。
手続きから工事完了まで、専門スタッフがしっかりサポートします。
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